疲れやすい、頭が重い、動悸が激しいなど、いろいろな自覚症状があるのに病院で診てもらっても
何も異常がない。とらえどころのない症状なので本人は深刻でも、なかなか周囲に理解してしてもらえません。
医師に対しても自分の症状をうまく伝えられず、理解してもらえないことがあります。
ここでは管理人の体験を元に、自律神経失調症に関することをまとめてみました。

 自律神経失調症とは? なりやすい人 いろいろな症状 治療・改善方法 管理人の経験談

★自律神経失調症になりやすい人
 誰にでも起こりうる事ではありますが、自律神経が乱れやすい体質というのもあるそうです。

・アレルギーや虚弱体質の人
・子どもの頃によく自家中毒を起こしたり、発熱した人
・めまいや立ちくらみを感じやすい人
・冷え性の人
・車酔いをしやすい人
・生理不順のある人
・真面目で責任感が強い人
・几帳面で心配性の人
・内向的な人      など

普段から上記のような症状が起こりやすい人は、体の外からの影響に敏感に反応したり、ホルモンのバランスの変化が大きいために、体質的に自律神経が乱れやすいそうです。
★いろいろな症状 
・疲れやすい
・めまい、立ちくらみ、ふわふわする
・頭痛、頭重、肩こり
・異常に汗をかく、ほてる、冷える
・手足がしびれる
・眠れない
・イライラする、ゆううつ
・胃腸不良、のどがつかえる
・暑くなったり寒くなったりする
・動悸、不安感、胸が苦しい
・人と接するのに異常に緊張する など
★治療・改善方法
症状・タイプなどにより、心と体の両面に働きかける治療や生活環境を整えるなどを行う必要があります。体質・性格などの変化にも注目し、見直しをすることが必要でしょう。
原因として特にストレスや精神的なものが関係している場合は、心療内科などの専門医にかかると良いでしょう。
また、更年期障害が考えられる場合には婦人科での診察が良いようです。どこを受診するにしても、医師との信頼関係が治療に大きく影響してきます。

主な治療法には、投薬と自律訓練法などの心理療法があります。薬は対症療法が中心となり、ある程度の期間続けて服用しなければ効果があらわれにくいようです。

日頃からストレスをためずに、いろいろな事で発散するよう心がけ、生活のリズムを整えておくことです。特に睡眠不足には注意しましょう。


★自律神経失調症とは?
自律神経とは、自分で意識しなくても自然と心と体をコントロールしてくれる神経系のことです。自律神経には、「交感神経」と「副交感神経」という互いに相反する働きをする2つの神経がバランスを保つことにより、体もバランスをとっています。何らかの原因により、そのバランスがくずれると、体の調子が悪くなります。自覚症状があるのに病院で診てもらっても何の異常もない時、自律神経失調症と診断されることがよくあります。

圧倒的に女性に多い病気と言われていましたが、最近では働き盛りの年代の男性にも多く見られるようになりました。男性、女性に限らず、精神的ストレスを長期間受け続け、ゆっくり休めない状況に原因がある場合が多いようです。
また、女性は更年期障害によりホルモンのバランスが崩れてくることによっても似たような症状が起こります。その他にもさまざまなな理由があり、自律神経失調症の内容をはっきり定義するのは難しいようです。


◇本能型自律神経失調症

心理的要因はほとんど関係がなく、生まれつき体質的に自律神経の働きが乱れやすく、いつも肩がこる、だるいといった体の不調があります。

◇神経症型自律神経失調症
自律神経の機能には問題がないのに、不安や恐怖など心理的なものが原因として自律神経に変調をきたし、不定愁訴があらわれます。

◇心身症型自律神経失調症
感情や疲れなどの日常のストレスが原因で発症します。自律神経失調症と診断される患者の約半数がこの心身症型です。

◇抑うつ型自律神経失調症
ストレスの慢性的な蓄積などによるうつ反応をきたすといろいろな身体症状に隠れて発見されにくく、うつに対する適切な治療がされず、さらに自律神経に変調をきたします。


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